æの音じゃない時がある?
英語の母音は日本語よりも多いという話は聞いたことがある人も多いと思います。
日本語は5つの母音の音がありますが、英語はどの表記の仕方の発音記号を数えるかにもよりますが、20個以上とされています。
その中でも有名なæの音。よく「え」の口をして「あ」の音を出すという風に説明されている動画や本が多いと思います。確かにそのような口の動きでこの音を出しています。
が、英語のリスニングをしていたり、ネイティブの発音を聞いていると、あれ?この音で発音してなくない?と思うことが多々ありました。例えば、and 簡単な単語ですが、ゆっくり発音している時などは余計にあれ?なんか違う音で聞こえる。。。
そして、オンラインレッスンで何度も発音を直された、man この発音もæの発音で発音するといつも指摘を受ける単語です。ずっと、なんとなくで耳を頼りに発音をよせていましたが、きちんと把握したいなと思いました。
今回はæの発音について深堀してみましょう。かなりマニアックな話になるかもしれません。
今回のæの音はストレスがあるときの発音になります。ストレスがないときは、違う発音になります。
発音の本や動画をいろいろとみましたが、私が見た限り詳しく書かれたものはなく、動画でいつも視聴しているRachel先生の動画に詳しくありましたので、今回はこちらと、私の個人的に聞き取った音を頼りにまとめてみました。
このRachel先生はイントネーションやピッチの解説がとても詳しくて、リダクションやコネクションなどが本当にわかりやすく解説されていますので、ぜひ他の動画もみてみてはいかがでしょうか。
æの発音3種類
æの発音はすごく細かく分析すればもっとあるかもしれないのですが、Rachel先生によると、後ろにくる音で発音に変化があるそうです。今回は3タイプみていきましょう。
基本のæの発音
まずは、基本の発音。æ。
顎を少しさげ、舌の先は前歯の後ろにつけて、舌の後ろ側をあげます。舌が後ろが高く、前側が低いので舌は広がっています。口の端を後ろに引きます。ピッチは上から下にあ~という風に発音します。
これは、基本のæの音でよく説明されていると思いますが、「え」の口をして「あ」と発音します。
これは基本の発音で、以下の2つのパターン以外は基本発音で大丈夫です。
後ろにm、nがくるとき
舌はもっとリラックスしています。
man、and、などの単語を聞いた時、まるでæの発音が「えあ?」のような音が聞こえた時はありませんか?
めぇぁん、ぇぁんど、などと聞こえた時はありませんか?
[æʌ][æə]のような発音記号のような音になるようですが、æの音が人によっては「え」よりの人もいるので、「えあ」のように聞こえるようです。日本語で表すのは本当に難しいのですが、後ろにn、mが来たときは、「æぁ」または、「えあ」のように発音されます。
後ろにnk、ngが来るとき
後ろにnk、ngが来るとき、つまり発音記号の「ŋ」が後ろにくるときも発音が変わります。
Rachel先生によると「ei」のような音で発音されているようです。え?もはや「えい」って全然違う母音?って感じですが、
bank、languageなどを聞いた時、少し、「えい」よりに聞こえることがあります。
日本人の私の耳には、「えあ」のように聞こえる時もあります。どちらにしても、æが「あ」と「え」の中間音と言われていますが、かなり「え」よりの音のように感じます。
まとめ
最後に表でまとめてみました。以下のようになります。
同じ発音記号ですが、少しずつ発音の仕方は変わっています。自分で単語のリスニングなどをしていた時に疑問に思っていたので、今回詳しく調べれてよかったです。
後にくる子音 [発音記号] | 発音の変化 | 備考 | 例 |
---|---|---|---|
n, m [n] [m] | [æʌ][æə] | 「æぁ」「えあ」 | man and exam |
nk, ng 「ŋ」 | [ei] | 「えあ」に聞こえる時も? | bank language |
上記以外の子音 | なし | apple cat |
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