英語学習者には一度は目にしたことや聞いたことがある音読パッケージ。
とても有名な音読パッケージ。音読はとても効果が高い英語学習法だと思います。
音読パッケージという形ではなくとも英文を声に出して何回も読んでみるというのはとっても大事です。私も音読パッケージを学習法に取り入れていました。
音読パッケージなぜ挫折するのか
いきなり本題ですが、音読パッケージはなぜ挫折しやすいのでしょうか?
音読はとても効果がある学習方法です。とても効果がある英語学習方法ならみんなしたらいんじゃない?って思うと思います。しかし、音読パッケージはとても効果がある学習方法ですが、とっても根気のいる単純な学習方法です。
英語学習者の方は、海外の人とコミュニケーションを取りたい!海外旅行にいって、現地で英語を話してみたい!好きな映画を英語で楽しみたい、英文の原文のまま本を読みたい。など、英語を習得してやりたいことはたくさんあると思います。どれも楽しそうで、どれも素敵なことです。
しかし、音読パッケージは一切そういう学習とは無縁です。一人孤独にひたすら英語と向き合う作業です。この作業が好きな方は音読パッケージ向きだと思います。しかも、1周すればいいというものではなく7周(でなくてもいいですが)くらいするということで設定されています。出来ていない方はもっと、出来るかたはもう少し短くは出来ます。
次に回数です。1周目は英文を30回も読まなければなりません。しかも、1文ではありません。すごく多い量ではないですが、ある程度まとまった英文があり、1つの文が長い場合もあります。
Program1が難しすぎる。さ~始めよう!と意気込んでみたものの、Program1が難しすぎます。外国語学習法という難しいテーマがProgram1の中に6個入っています。これは音読パッケージを始めようとしている学習者にとってはとても難しく感じると思います。次のProgram2からは内容が身近になってきます。
- 孤独な学習方法のスタイル
- 回数が自分が思っているより多すぎる
- 教材の初めが難しい
音読パッケージ挫折からの脱却
実際私も4サイクル目を終わった後に、辛くなってきて、一度挫折しました。同じことの繰り返しが嫌になったのと、孤独な学習スタイルが続かなかった原因かと思います。
4サイクル目にもなるとリピーティングや英文の構造なども理解出来てきて自分のなかで音読パッケージ自体をするのはそれほど苦ではなかったのですが、単純な作業と孤独感と回数。これがとてもつらく感じできました。飽きてきてしまうんですよね・・・
そこで、数か月休んで、いや、でもやっぱり最後までやりとげたい!と思って実践した方法。
これが正しいかどうなのかはわかりませんが、あまりにつらくて音読を辞めたいと思うくらいならば、少し形を変えてでも継続する方がいいのでは?と思い、試行錯誤しながら自分なりに方法を見つけました。
孤独な音読パッケージの学習 → オンライン英会話を利用
孤独な音読の作業はとても単純で面白みがないものです。一人でするのも飽きてきましたので、私はオンライン英会話を利用しました。自分で英文を読んで発音やイントネーションを直してもらっていました。先生が直してくれた発音やイントネーションをなおして、もう一度読んで、また、直してもらってもう一度読んで、という風に繰り返していきます。すぐにOKが出る英文もありますが、なかなかうまく言えない英文もありますが、だいたいは5回くらいで仕上がっていく感じがしました。
もちろん、自分がもっと読みたいと思えば読んで聞いてもらうこともできます。その時に先生に対して説明する気持ちやその状況を思い浮かべながら説明するつもりで英文を読んでいました。
リピーティングの練習は出来ませんが、音読の練習はオンライン英会話でするというのを実践しました。誰かとするだけでも、全然違いました。すぐに音読できた時には2つくらい話が進みました。また、自分ではできていたと思っていたところも出来ていなかったりして、新しい発見もありました。
私がお世話になっているオンライン英会話です。
回数が自分が思っているよりも多すぎる → 減らしましょう!
音読パッケージの回数。正直とても多いです。。。
1サイクル 30回
2サイクル 20回
3サイクル 15回
4~7サイクル 10回
一応の目安はこれくらいとなっています。目安ですので、すぐにリピーティングが出来たひとは始めから15回くらいでしょうし、出来なかった人は30回というふうに幅があります。
ちなみに、1サイクル目でテキストを見ながらリピーティング出来る力があるようでしたら、1サイクル目から15回前後の軽い回数でいいみたいです。
この回数がとても負担になってきます。特にリピーティングはシャドーイングやオーバーラッピングよりも難しいので、始めはできなくて当たり前です。本にもできなければ無理をせずに、本をみてリピーティングしてもよいとありますので、最初でつまづきそうであれば、素直にテキストをみてリピーティングしましょう。
回数は自分の出来次第で臨機応変に変えましょう。回数が多くてやる気がでなくてテキストが進まないよりも回数は少なくてもいいので、テキストを黙々と進める方がいいです。
音読をしているとやる気のある日とない日がありますので、自分のその日の気分によって変えてみるのもいいです。とにかく1回でもいいのでやりましょう。
回数は気にしなくて自分が出来る回数をしましょう。
教材の始めが難しい → Program2から始めましょう
音読パッケージのProgram1は難しい教材です。ここから始めると挫折する可能性がとても高いです。
特にリピーティングは難しいと思いますので、Program2から始めることをお薦めします。
いや、どうしても、テキストは最初からしたい!という方はあまり気を張らずにProgram1は進めましょう。出来なくて当たり前だって、1サイクル目だから。誰だって始めから上手に出来る人はいません。難しい問題をするよりも自分が音読しやすいものをするほうがいいと思います。
まとめ
途中で挫折してしまった音読ですが、なんとか最後までたどり着くことが出来ました。
どこを最後に設定するかというのは個人によって違うと思いますが、リピーティングがすらすら出来るようになれば、仕上がりと本書でも言っています。
それからは、教材は自分で選んでまた音読をして、自分の実力を高めていくようです。一定レベルに達するまでは一つの素材を何回も音読するので、すごく単調な作業になりますが、効果はやはりとっても感じるので、もし、挫折しかかっている方がいましたら、少しでも参考になるとうれしいです。
それでも、やっぱりしんどいと感じる方は一度お休みして、違う英語学習をしてからまた、戻ってきてもいいと思います。私自身、一度挫折し、戻ってきたときには前よりはリピーティングは出来なかったのですが(訓練してなかったので当たり前ですが)リスニングや音読、シャドーイングに関しては発音の練習やオンライン英会話のおかげでスムーズに出来るようになっていました。
- 孤独な音読パッケージの学習 → オンライン英会話を利用
- 回数が自分が思っているよりも多すぎる → 減らしましょう!
- 教材の始めが難しい → Program2から始めましょう
音読パッケージはこちら
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