私が英検準1級に1回で合格した時に実践していた単語の勉強法を紹介したいと思います。
使用した単語帳はでる順パス単準1級です。今回はこちらに沿って紹介したいと思います。
英検準1級に受かるための単語力
まずは、英検準1級に受かるためにはどれくらいの単語力が必要と言われているをみていきたいと思います。
旺文社英語の友のホームページによりますと、英検準1級に合格するために必要な単語数は大学中級程度で約7,500語程度と言われています。
難しい単語が7,500というわけではありませんが、準1級になると日常会話で使用されている単語ではなく難易度の高い単語も含まれます。
耳慣れない表現の単語も多いです。しかし、普通に日常に使用されている単語に出会うこともありますので、全部が難易度が高く、いつ使うの?という単語ではありません。
単語の覚え方
まずは、おおざっぱな枠組みを説明します。
1周目 知らない単語と知っている単語のチェック
2週目~ 暗記作業
1つの単語にすごく時間をかけて覚えるという覚え方は非効率です。たとえば、単語1つをすごく時間をかけて覚えたとしても、短い時間で見ただけだとしても、忘れます。
もしかしたら、すごく時間をかけた方が多少は覚えているかもしれませんが、高確率で短時間で覚えた単語くらいにはなります。
人間の記憶は、どれだけ覚える単語に出会ったかが勝負です。
そして、アプリをダウンロードします。「英語の友」というアプリは音声を聴けたり、単語テストが出来ます。
単語帳を6周くらいしていく予定ですが、全部終わっても完璧に全部覚えているということではないです。見たことあるなーという単語で終わっている単語もあると思います。
出来る限り100%に近づけていきますが、全部覚えきれる人は少ないと思います。
では、具体的に見ていきましょう
単語帳1周目
私は「でる順パス単準1級」を使用していました。1900語収録されています。
この時、単語を見て、えーっと知ってるかなー知らないかなー、なんだったっけなーなどと考えている時間がある単語はもうわからない単語に区分けします。ぱっと見てだいたいの意味やイメージが読み取れない単語はわからない単語に含みます。
だいたい、1単語1~2秒くらいかかると思います。早ければ 1単語1秒もかからないと思いますが、計算がしやすいので、早くても1秒として計算します。
1,900 × 1秒(or 2秒) =1,900秒(3,800秒)=約30分(約60分)
ですので、早ければ約30分、遅くとも60分で単語の仕分けが出来るとと思います。必ず1日でします。この単語の仕分けに2日とか3日とかかけていては時間がもったいないです。何回かに分けてもいいので、隙間時間にささっと仕分けしてしまいましょう。
単語を覚える初日に一緒にしてしまいます。
最短で合格を目指している方は1日で終えましょう。まだまだやることはたくさんあります。
単語帳2周目
さて、仕分けが終わったらいよいよ覚えていく作業になります。
英検準1級を受けようと考えているということはある程度の単語力や文法力はあると思いますので、知っている単語も出てくると思います。
英検準1級でる順パス単は以下の単元で構成されています
Section1つにつき100単語収録されています。合計で1900です。
1日何個覚えていくかですが、ここでは約1か月で1周、または1周半はしたいので、出来たら1日100個!!
忙しくてどうしても出来ないよ~っていう方は50個でも大丈夫です。1日50個~100個覚えていきます。
えー!!!と思った方も多いと思いますが、最初は50~100個と言っても知っている単語も含まれているので、そんなに負担ではないと思います。
1日50個覚えるとして 38日
1日100個覚えるとして 19日 かかります。
ここで、最初の方は覚えれるなと思ったら100にして後半は50個にするという風にアレンジしてもらっても大丈夫です。むしろこうした方が負担が少ないと思います。だいたい自分が50個や100個覚えるのにどれくらい時間がかかるか計っておくと目安になります。
単語の覚え方は、単語の意味だけでなく例文なども読み、音読して使い方やニュアンスなどもセットで覚えるのがベストです。英単語にはたくさん意味がありますので、そのコアの意味を理解し、イメージを膨らませるのが英単語を覚える時に大事になってきます。
単語を日本語訳にただ対比させて覚えるだけでは英語は話せるようにはならないですし、実際にアウトプット出来ていない状態ですので、覚えた単語を会話で使用できる可能性も低いです。
しかし、まずは英検準1級に合格するという目線だけで単語の覚え方を紹介します。
本当に使える英単語の覚え方はまた別記事にアップしています。
では、覚えるペース、覚え方です。50個毎日覚えるとします。
覚え方は、見て覚えれる人は見て覚えて、どうしても覚えられない単語は
書く (書くことが目的にならないように)
意味を具体的に調べる (何回も調べていくうちに何回も出会うので)
語源を調べる (なぜこんな単語でこんな意味になったのか)
自分で文章を作成してみる (効果的!話す練習にもなる)
例文を確認し、音読をする (音読効果的!)
英英辞典で調べる (おすすめです。同じような意味の単語がたくさん出てくるので英語で説明してもらったほが理解しやすいときがあります)
googleで調べて画像検索してみる(おすすめ!)
派生語を調べる(もともと知っている単語が関連しているかも)
当然単語帳が進むにつれて覚えるのに使う時間は多ります。
この時どんなに覚えれないからといって、一つの単語にものすごく時間をかけることはお勧めしません。同じ時間をかけるのなら、覚えれてない単語は紙か何かにメモをして、隙間時間に見るようにします。仮に1分ずっと見るよりも、10秒みて、また10秒みて、また、10秒みてという風に単語に出会う機会を多くしましょう。例えば、朝、昼、夕方、寝るまでなど単語とである数を多くしたほうが記憶の定着になります。
始めの日に50個覚えたら、次の日の50個を覚えるときに前の日の50個の復習をします。
1周目は覚えているとチェックを付けた単語も1度は目を通すことをお薦めします。
復習の仕方は、単語帳を開いて前の単語を復習する。アプリを聞き流す。この2つで復習します。
次の日あまりにも覚えていないことにびっくりするかもしれないですが、気にせずにまた50個覚えなおして、次の50個を覚えます。
もちろん覚えていない単語はチェックします。ここで、一番覚えれてない単語で、1周目の仕分けのチェック、50~100個覚えたときのチェック、復習のチェックと3つ入ると思います。
私の単語帳も10回以上チェックのついた単語が山ほどあります。
そして、とにかく、隙間時間を使うことです。私は、朝子供たちが起きてくる前に朝ごはんとお弁当の用意をしながらアプリを聞き流していました。また、覚えれない単語は紙にメモして持ち歩き、通勤の時に見てぶつぶつ言いながら歩いていました。マスク生活ですので、周りにも気付かれませんでした。
まずは1単語につきまずは1日本語で大丈夫です。左の単語をみて、右の日本語を答えれるかどうかを確認しながらいきます。出来るかたはもちろん、複数の日本語訳を覚えていただいたり、単語の意味をイメージしていただいたりして大丈夫です。
発音も確認し、声に出します。
単語は最初の語彙問題のためと長文のために覚えています。単語を覚えなければ解けない問題も多いです。急に実践的な問題をしても、語彙問題や長文で単語がわからないと単語を調べる時間がとられて勉強が進みません。先に単語をある程度覚えてしまいましょう。
どうしても最後に近づくにつれて単語は覚えにくくなっていきます。私もそうでした。
しかし、覚えにくくても覚えれてなくてもとにかく進みましょう!もうすっごい疲れてて今日は何もする気がない、どうしても出来ない!という日は、単語を覚えるのではなく、1周目と同じように覚えている単語と覚えていない単語の仕分けだけでも、1度目を通すだけでもいいのでしましょう。
もちろん寝ころびならでもOK!スマホ片手にアプリで単語テストしましょう。
単語帳3周目
さて、単語帳2周目が終わりました。といっても、1周目はほとんどチェックだけだったので、ほぼ2周目と考えます。
3周目突入した時に、最初の方の単語はあまりにも忘れているものも多いのではないでしょうか。
え~めちゃくちゃ忘れてる!って思っても、それは当たり前です。単語帳を1周しただけで覚えれる人はほとんどいません。感覚的には3割~5割も覚えれていればかなりいいほうではないでしょうか。
中には知っていた単語もあると思いますし、最初の方は知っている単語も多いと思います。
気にせずに3周目もひたすらに覚えていきます。3周目は覚えていないと言いながらも2周目までとは違い少しスピードアップしていると思います。それは、覚えている単語が前よりも少しあるというだけでなく、単語を覚えるという作業にも慣れてくるからだと思います。
3周目も例えば、2周目で50個覚えていたのならまた50個を同じ形で覚えていきます、が、ここでは覚えれていない単語を覚えていきます。すでに覚えた単語は飛ばします。
それか、ざっと目を通すくらいで終わらせます。3周目の覚え方は以下の通りです。
・50~100個覚える(覚えていない単語)
・次の日に50~100個を復習して新しい50~100個を覚える(覚えていない単語)
・隙間時間に覚えれてない単語を覚える
・アプリを聞き流す(前に日に覚えた50個から聞く)
・とにかく、反復。単語を目にする時間を増やす
・1時間ずっとするのではなく、10分を6回など細切れにする
単語帳4周目
いよいよ単語帳も4周目です。少しは覚えれている単語も徐々に増えてきたのではないでしょうか。
4周目も3周目と同じ感じで覚えていきます。4周目も覚えていない単語だけ覚えます。
ここで、覚える単語を50個の人は100個に増やします!
といっても、100個に増えたのではなく、覚えていない単語だけですので100個もありません。半分覚えれたとして50個くらいなのであまり変わらないと思います。
50個のうち半分覚えれたなということであれば覚える単語は25個になりますのでかなりの時間短縮になっていると思います。
3周目を終わるころは、50個ずつ覚えている人で76日(約2か月半)、100個ずつ覚えている人で38日(約1か月ちょっと)経っていると思います。
ここで、50個覚えている人は、2か月を過ぎていますのでライティングの練習の時期にも来ています。ですので、単語を覚える作業とライティングの勉強も平行して行っている時期だと思います。
単語帳5周目
いよいよ単語帳5周目になりました。覚えた単語はどんな感じですか?
前から覚えていた単語に加えて、新たに覚えた単語、見たことあるけど意味が思い出せない単語、見たことも聞いたこともない単語、まったく覚えれてない単語、色々あると思います。
ここでは、覚えてない単語だけではなく、覚えた単語も一度目を通します。
例文なども一度読むといいと思います。
ここで5周もして覚えれない・・・という単語も多いと思います。
私自身も10回以上出会っても覚えれない単語もありました。とにかく単語は触れる機会です!隙間時間に単語と触れ合いましょう。
英検の日まで単語だけをずっとしているわけではないので、長文で出会ったり、過去問や演習問題で単語に出会います。単語帳で全然覚えれなかった単語がふと覚えれるときがあります。
例文や文章で出会うと定着する率が高まります。
余力のある人は文で覚える英単語もお薦めです。長文の練習にもなりますし、文で覚えれるため頭にも残りやすいです。かぶっている単語もありますが、出る順パス単には載っていない単語もあり併用するとかなりの単語力アップになります。
しかし、量が多いので、時間がある人は…という感じです。私は半分くらいは仕上げました。
単語帳6周目&7周目
1日50個覚えてた人はすでに5周を終えて残り約1週間くらいになってると思います。
1週間で覚えてない単語を覚えていきます。1週間しかないので、1日何個ずつとか区切るのは難しいので、自分のペースで覚えれてない単語を復習していきます。後半になりますと、過去問や演習問題などもかなりの数をこなしていると思いますので、単語力はかなりあがっています。
もちろん、全部覚えて試験に行ければいいですが、なかなか難しいです。25問中22問は取りたいですね。
1日100個ずつ覚えてた人は6周目も1周できる日数が残っています。覚えてない単語を覚えます。
7周目になると約1週間前になっていると思いますので、この時は覚えてない単語に集中して覚えます。
4か月目くらいになると、始めの時とは格段にわかる単語が増えていると思います。
まとめ
単語を覚えるにはまずは、どれだけ単語と出会うかです。
覚えれないのは記憶力が悪いとかでもありません。人は忘れるのです。
とにかく、反復。これが勝負と言っても過言ではありません
机に向かっている時間だけが勉強の時間ではありません。
朝起きたらまずは、アプリを聞く
通勤時間を利用してアプリを聞く
覚えれてない単語は紙に書いたりスマホにメモしたりしながらこまめにチェック
隙間時間をとにかく活用
疲れていてもとにかく単語に目を通す
スマホを見ている時間があれば単語に目を通せるはず
トイレなどに張り紙をする
覚えた単語は日常生活でなるべく使ってみる
単語を声に出して何回も言う
私は掃除機をかけながら、洗い物をしながら、洗濯を干しながら、通勤時間、さまざまな隙間時間を活用しました。
そして、これも大切ですが。一度に飛ばしてしまっては、後まで体力がもちません。一定の勉強のレベルを保ちながら当日を迎えましょう。もう、どうしてもどうしてもつらい場合はお休みして、それ以外は頑張って前に進み続けましょう。
英検準1級は必ず手に入ります。手に入るまで受ければいいのです。大丈夫。絶対に努力は報われます。
単語帳の覚え方時間と個数のまとめ
大体の目安ですが、表にしてみました。最初100個から始めて50個にした方は、自分で決めたペースでしている方は少しずれると思いますが、目安になればと思います。
覚え方 | 3周目まで50個覚える場合 かかる日数 |
1日100個覚える場合 かかる日数 |
|
単語帳1周目 | 分かる単語と分からない単語の仕分け | 30分~1時間 | 30分~1時間 |
単語帳2周目 | 知っている単語も1度は目を通す | 38日 | 19日 |
単語帳3周目 | 知らない単語のみ | 38日 | 19日 |
単語帳4周目 (100個ずつ) |
知らない単語のみ | 19日 | 19日 |
単語帳5周目 (100個ずつ) |
一度覚えたと思った単語も1度は目を通す | 19日 | 19日 |
単語帳6周目 (100個ずつ) |
覚えていない単語のみ | 6日 ※予備日として使ってもOK |
19日 |
単語帳7周目 | 覚えていない単語のみ | 6日 ※予備日として使ってもOK |
|
4か月の合計日数 (1か月30日として) |
120日 | 120日 |
さて、単語帳を6周か7周くらいしましたが、どの単語も完璧!ということにはなっていないと思います。あ~みたことあるけど!!あ~いみなんやったけっけなーとかいう単語もあると思います。
さて、単語帳を6周か7周くらいしましたが、どの単語も完璧!ということにはなっていないと思います。あ~みたことあるけど!!あ~いみなんやったけっけなーとかいう単語もあると思います。たんごちょう さて、単語帳を6周か7周くらいしましたが、どの単語も完璧!ということにはなっていないと思います。あ~みたことあるけど!!あ~意味なんやったけっけなーとかいう単語もあると思います。単語帳だと、順番が決まっていますので、後ろの目次をみて、意味を確認していくのもお薦めです。
似通った単語があったり、順番が全然違うので定着していない単語はすぐにわかります。
あとはオンライン英会話もお薦めです。二次試験では特にお勧めしています。
私が二次試験対策で使用していたオンライン英会話はネイティブキャンプです。365日24時間レッスン受け放題です。
試験前の7日間だけでも受けてみるのも効果的です。
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