【合格のための英検準1級ライティングに使える表現:初級編テンプレート】

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英検のライティングって難しいですよね。私が英検準1級を受けた時も、解答例を見ながら絶対にこんなの書けない!って思っていました。

しかし、無事に1回で英検準1級に合格できたのは、ライティングの型使える表現を学んで英作することが出来たからだと思います。

ライティングは難しく書こうと思えば、いろんな表現のバリエーションを使って書くことが出来ます。しかし、初めから書くのは難しいものです。さらに、難しい表現を使って書いて、文法やスペルのミスがあって、原点になってしまっては意味がありません。今回、ライティングに使える表現の中でも最もシンプルで、あまり難しくない表現を紹介したいと思います。読み終わったあとからすぐに使える表現です。

ライティングの採点基準とコツについては以下の記事でまとめています。

目次

英検準1級のライティングに使える表現

英検のライティングでは、Introduction(序論)、Main Body(本論)、Conclusion(結論)の順番で書き進めていきます。それぞれに使える最もシンプルな表現を順番に紹介していきます。

レベルアップして書こうと思えば、無生物主語や受動態を使ったり、たくさんの言い回しを使用したり出来ますが、ここでは基本的な型と表現方法を紹介します。

Introduction(序論)

序論では、聞かれたトピックに対して自分がどの立場にあるかということを明確にします。そして、本論につながるようにPOINTSから2つ選択し、その2つの理由を使い、自分の意見を述べます。

Introduction(序論)で使える表現
  •  I think that / I don’t think that…..
  •  I agree that / I disagree that…..
  •  I agree with the idea that / I don’t agree with the idea that…..
  •  I have two reasons to support my opinion.

上記が一番シンプルな表現方法だと思います。序論は、あれ、意外と簡単だな、書けそうだなと思いませんか?前にこれをつけて、聞かれた文を肯定文にします。

例えば、上記の例を使って2021年度第1回のライティング問題を英作してみます。

Agree or disagree : Big companies have a positive effect on society

POINTS
・Products
・The economy
・The environment
・Work-life balance

2021年度第1回 英検筆記テスト

今回はAgree or disagreeで聞かれていますので、agree/disagreeの動詞を使っていきたいと思います。

解答例

I agree that big companies have a positive effect on society. I have two reasons to support my opinion.


という解答例が一番シンプルだと思います。I agree that のところを、I agree with the idea that でもいいですし、もちろん、反対意見であれば I disagree that や I disagree with the idea that になります。

I agree that 以下は提示されたトピックスをそのまま肯定文に直したらいいだけですので、とても簡単に書くことが出来ると思います。そのあとの文( I have two reasons to support my opinion.)は覚えてしまえば大丈夫です。

Main Body(本論)

さて、一番ボリュームが大きいのが本論のところです。本当にいろいろな書き方や表現方法があります。書き出しの型を身に着けておくことがまずは、重要です。文と文をつなぐ単語も覚えておくと文をスムーズにつなぐことが出来ます。

Main body(本論)で使える書き出し文と文をつなぐ言葉
  • First, /Second,
  • First of all, / Next
  • One reason is that …/Another reason is that…
  • Therefore, / As a result (順接)それゆえ、その結果
  • However(文頭), / but (逆説)しかし、けれども
  • For example, For instance(例)たとえば

ライティングの文章を書くとき、文と文をつなぐときは、but や and は文頭もって来ない方がいいです。butやandが文頭に来る文章も多くみられますが、エッセイを書くときは避けます。

そのほかの役立つ構文も覚えます。どんなトピックでも、自分の中で構文があればそれに当てはめて英文を作ることができます。

It is 形容詞 for 人(名詞・代名詞) to ~

It is 形容詞 for 人名詞代名詞 to ~ (人が~するのは形容詞だ)

中学文法でありながら、とても使いやすい構文の代表です。特に人を特定しないのであれば、It is 形容詞 to とすれば~するのは形容詞だという表現で使用出来ます。

例)It is easy for students to get information about volunteer opportunities on the Internet.
(学生はインターネットで簡単にボランティアの情報を得ることができる。)

例) It is very hard to raise children while doing shift work.
(シフト勤務をしながら子育てをするのはとても大変だ。)

例)It is not difficult for students to find and share information about volunteer work that interests them.(学生にとって、興味のあるボランティア活動の情報を見つけ、共有することは難しいことではありません。)

使いやすいからといって、同じ構文ばかり使うことは避けた方がいいです。

数について、数の増減

数についてはかなり使う表現です。トピックの問題があって、その問題について多くの人が~だ。と言いたいときや、数が多くなっているとか、少なくなっているなど述べたいときに使う表現です。

many (多くの~)

一番使いやすい表現だと思います。多くの人が~していると言いたいときに使います。

例)Many young people these days care about environment issues.
(多くの若い人が最近は環境問題に関心を持つ。)

例)Many people work long or irregular hours.
(長時間労働や不規則な勤務をする人が多い。)

number (~の数) increase/decrease  増加した/減少した

例)Nowadays, an increasing number of readers are not willing to buy a paper when they can get the same news online for nothing.
(最近、同じニュースをオンラインで無料で手に入るのなら、新聞を買いたくない読者が増えている。)

例)The number of people carrying their own reusable shopping bags when they go shopping has increased lately.
(買い物に出かけるときに、何度でも使える自分の買い物袋を持参する人の数が増えている。)

例)The number of people who choose to work remotely will increase in the future.
(リモートワークを選ぶ人の数は近い将来増えるだろう。)

The number of people ~ingは~する人々の数という表現をするのにシンプルな表現で使いやすいです。動詞は増えていれば、increase 減っていればdecreaseを使用します。
(reduceやgo up, boost, enhanceなどもありますが、ひとまず、increaseとdecreaseを覚えましょう)

未来に増加する/減少するだろうと言いたいとき will increase/will decrease
今、増加/減少している  be increasing/be decreasing
今まで増加/減少した (結果・完了)      have(has) increases/have(has) decreased

少し応用になりますが、無生物主語の文も増減を表すときに使える表現です。

例)This spending also increases governments’ tax income, allowing them to improve public facilities and services.
(このような支出は政府の税収を増やし、公共施設やサービスを改善することを可能にする。)

因果関係を表す動詞(cause/lead to / result in ~

・cause/lead to / result in ~(~を引き起こす、~の原因となる)


少し難しくなりますが、これらの因果関係を表す表現は、無生物主語の文で使用されやすいため、日ごろから英文を書くときに練習しておくと便利です。


例)Some companies may expect their employees to follow strict rules, which can cause workers to feel stressed.(いくつかの企業は、従業員に厳しいルールを求める場合もあり、それが従業員のストレスになることもある)


~,which can cause A to do は~が原因でAが・・・する可能性があるという意味になり、そのまま覚えておくと英作文に使える表現です。

例)The existence of big companies leads to better conditions for workers.
(大企業の存在は、労働者にとってより良い環境をもたらす。)


lead to は👉のイメージで覚えます。A lead(s) to B は A 👉B のイメージです。

例)The improvements in training resulted in an increase in productivity.
(トレーニングの改善により、生産性が向上した。)
結果を表したいときに使える表現です。

be likely to


be likely to (~の可能性が高い、~しそうである)
例)Large corporations employ thousands of people and are more likely to have the resources to keep their employees satisfied.
(大企業は何千人もの人を雇用しており、従業員の満足度を維持するための資産を有している可能性がより高い)
強く断定したくないときに使うことが出来ます。

例)The number of people choosing to work somewhere other than in an office is likely to increase in the coming ten years.
(オフィス以外の場所で働くことを選択する人は、今後10年間で増加すると思われる。)

上記の文はThe number of people と be likely to とincreaseの組み合わせの文です。使える表現を組み合わせながら使用していきましょう。

Conclusion(結論)

最後は、結論をまとめます。

Conclusion(結論)で使える表現
  • In conclusion, I (don’t) think that…
  • In conclusion, I (don’t) agree that…
  • For these reasons, I (don’t) think that…
  • For these reasons, I (don’t) agree that…

上記の文が一番シンプルな表現です。少しレベルアップのところでは、序論の文章を言い換えてもいいと思います。

オンライン英会話の活用

英作文を仕上げはしたけど、英作文のチェックってとても難しいですよね。回答例やオンラインで調べますが、自分が書いた文章ってあってるの?どこが違うの?どうやったら自然な言い方になるの?って思いますよね。私はオンライン英会話を使用していて、とても有効でしたので、紹介します。

まずは、自分で英作文して、回答例や調べます。そして、自分の書いた英作文をよりよく仕上げて、オンライン英会話の先生にチェックしてもらいます。

明らかに違う文章はチェックする必要はないですが、このいい方でもいいのかな?や、もっと自然ないい方が知りたいというときは、オンライン英会話の先生にチェックしてもらうとさらに英作文がよくなります。

私が使用していたのはネイティブキャンプというオンライン英会話で何度でもレッスンが受け放題だったので、英検の試験前は疑問があれば1日に何度もレッスンを受けていました。

しかも、25分ずっと受けなくても、10分とかでも受けれますので、疑問が出てきたらすぐにつないで疑問を解決するということを繰り返していました。日本人講師がいれば、日本語で聞くことも可能ですし、講師が英検取得者であればアドバイスももらうことが出来ます。

7日間の無料体験レッスンもしていますので、無料期間だけでも受けると英作文力向上に効果◎。

まとめ テンプレート

使える表現のテンプレートです。

Introduction  (序論)I (don’t) think that…..
I agree that / I disagree that…..
I (don’t) agree with the idea that
I have two reasons to support my opinion.
Main body 1 (本論)First,
First of all,
One reason is that
Main body 2 (本論)Second,
Next,
Another reason is that…
Conclusion  (結論)In conclusion, I (don’t) think/agree that…
For these reasons, I (don’t) think/agree that…

まずは、このなかから自分が使いやすい表現を使って英作してみます。だんだん書き慣れてきたら、もっと表現の幅を広げたり、言い換えをしたりしてみます。

英作文は、自分で書いてみることが大事です。どこが書けていないのか、どんな表現が適切だったのかを学び、次の英作文につなげる、という繰り返しです。

まずは、簡単なテンプレート、表現を身につけましょう。

私が使用していたライティングの本はこちらの2冊です。今回もこちらの2冊を参考しています。

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